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人気プロサーファーのトークセッション@北泉海岸(後編)
それぞれの視点で考える海とサーフィン
―――2018年、2枚のサーフボードとカメラ機材を手に、世界一周の旅に出た和光大。インド、スリランカ、エジプト、モロッコ、スペイン、ポルトガル、フランス、アメリカ、カナダの9カ国を巡った旅の記憶は、作品としても残している。
水野 亜彩子(以下、水野):プロサーファー、同時にフィルマーとしての目線を持つ大くんにとって、サーフィンで大切にしていることはある?
和光 大(以下、和光):今は試合に出ていないし、どれだけ綺麗なライン取りができるか、どれだけ気持ちよくサーフィンできるか、が大切かな。

水野:じゃあ、波選びもそれが基準に。
和光:うん。今日ここにいるメンバーは、実はそれぞれに求めている波が全然違うと思う。もちろんショートボーダー、ロングボーダーというのもあるけど。だから、久しぶりに会ってみんなのいろんな近況を聞くと、自分の視野も広くなる。「波にはいろんなアプローチの仕方があるんだな」って。こういう機会はめちゃくちゃ面白い。
水野:確かに。選ぶ波が違うから、同じ湘南に住んでいても海で会うことは意外と少ないね。魁くんはヨガにも精通してる。
佐藤 魁(以下、魁):ヨガもサーフィンも、やる前には頭で考えてしまう。でも実際に海に入ると違う。周波数が合うと言うか…。自分に慢心している時とか、特に必要だなと思う。海に入るとチューニングが変わる、いい意味で。

フリーサーフィンとコンテストの違い
水野:先日USオープンに出場したばかりのぴろたん。みんなライブ配信を観ながら応援しました!
吉川 広夏(以下、吉川):ありがとうございます!
水野:映像を見る限り、実は波がハードなんじゃないかなって。
吉川:そう。映像ではわからないほどすごいカレントでした。
水野:やっぱり!
吉川:とにかくパドルをし続けないとピアにぶつかってしまうほどの流れ。同時に、会場は私のホームポイントと同じビーチブレイクだったから、その経験が活かされたと感謝も。

水野:ビーチブレイクは特に、状況によって波が大きく変わるから。
魁:うん。あのシチュエーションでロングボードをするのがすごい。ピアを抜けるタイミングでノーズか!? って注目してた。
吉川:(笑)
水野:どんな練習をしているのか気になります。
吉川:ショートボードはもちろん、いろんなデザインのサーフボードに乗っています。プライベートでは、オフショアの腰腹くらいのメローな波でロングボードに乗るのが好きでした。でもこの数年でエルサルバドルやベルズビーチ、自分が体験したことのないサイズの波に乗るようになって、好きな波が一段階、二段階と上がってきた印象です。
プロサーファーを目指す人は必見! 彼らの本音とは?
――――常にトップに君臨。それぞれの試合運びのヒントとは?
吉川:試合ではプライベートサーフィンの感覚を完全に外して、どうすればスコアリングされるのかを意識してサーフィンします。
和光:ロングボードの試合はクライテリアがよく変わるよね。
水野:確かに。 和光:ショートボードはあまり変わらないけど、その年によって評価される技はあるかも。
魁:僕は大会が得意な方じゃないけど、試合ではクライテリアを頭に入れつつ、自分のやりたいことを貫くのも大事かな、と思う。
和光:僕は試合を退いた今の方が上手くなっている気もする。湘南は波がないことが多いから、2週間海に入らないこともある。その分、海に入れた時にフルベット。周りの刺激を強く感じられるし、断然楽しい。

佐藤 広(以下、広):うらやましいなあ。北泉では、平日一人でポツンとサーフィンすることが多い。
全員:そっちの方がうらやましいです(笑)。
広:寂しい時もあるよ(笑)。まあ、自分と向き合う時間はあるかな。
エブリデイ波のある北泉海岸。その未来。
広:ここは「えぶなみ北泉」って名前の通り、いつでも波がある。今回は小さい頃から知ってるみんなに北泉海岸で再会できて嬉しい。それぞれに活躍しているのを見て、俺も頑張ろう、って思った。
吉川:うん。天候、風、海底の地形、潮の流れ。いろんなことが組み合わさっていい波が生まれる。毎日のように波があるこの場所はすごいです。ここで暮らす人、訪れる人、お互いにリスペクトしあって、もっともっといい環境になっていく未来が楽しみです。

和光:北泉は駐車場が広いし、ビーチの側に芝生もある。例えば家族で来て、砂で身体が汚れるのを懸念する人もいるかもしれないけど、ここでは自由に遊びの選択ができますよね。波の音を聞きながら芝生に寝転ぶだけでも、気持ちのいい時間を過ごせると思う。
水野:サーファーだけでなく、誰もが楽しめるビーチ!
広:うん!

和光:そして、これからみんなで楽しいサーフセッション。ポイント広いですけど、どこ入ります?
広:ヒントは後ろの建物に。波待ちしながら見えるビーチの景色に注目。あの鉄塔前を意識するといい波をキャッチできるかも。
全員:それ言っていいやつですか(笑)?
広:言っちゃった(笑)。鉄塔前だけはレフト、ライト共に波が来る。
和光:おお! サーフセッションの場所は決まりですね。



